ブログ

blog

肩関節周囲炎(五十肩)とは?

肩関節周囲炎とは、一般的には明確な感染や外傷等の原因がなく、肩関節の痛みや運動制限を主徴とする様々な病態を含む症候群と促える場合が多い。
肩関節周囲炎の成因は不明な点が多いが肩関節の軟部組織の退行性変化に微細な外傷が加わって発症すると考えられています。

主な病変部位として
1、腱板滑動機構
肩甲骨の肩峰と呼ばれる所と、烏口肩峰靭帯という靭帯で構成されている烏口肩峰アーチと言われる部位があります。この部位には肩関節を安定させる為の筋肉や、クッションの役割をする肩峰下滑液包が存在しています。肩を上げた時には上腕骨がこの部位に衝突することにより、間に存在する筋肉や肩峰下滑液包は機械的刺激を受けやすいです。

2、上腕二頭筋長頭腱滑動機構
上腕二頭筋長頭腱は上腕骨にある結節間溝と呼ばれる溝を通っています。肩を動かす際にはこの溝の部分で腱の移動が生じるので機械的刺激にさらされて障害を受けやすい。

3、腱板疎部
肩関節を安定させるために関節周囲を筋肉(いわゆるインナーマッスル)が覆っている。しかし、一部が薄い構造になっており、急激に動かすことで損傷されやすい。

肩関節周囲炎はまず肩のどこかで障害が起こる。これらの炎症が治癒せずに増悪すると癒着性の関節拘縮を生じます。
この状態はいわゆる五十肩にあたり、疼痛が増強し自発痛を認めることが多い。
予後は良好で6〜24ヶ月で治癒するとされているが、経過観察例から日常生活に支障のない程度に機能障害が残る例も少なくないことが報告されています。
肩関節周囲炎は保存療法が中心です。痛みや筋の過緊張を軽減していくことで症状の改善とともに肩周囲の筋肉の機能を改善して運動の正常化を目指していきます。
関節拘縮を生じてくると痛みも強く症状の改善も難しいです。その為なるべく早期に治癒をしていくことが望ましいです。
運動療法は関節拘縮の予防や機能改善を目指します。また拘縮がある場合には、痛みも強く、動かせる範囲を限られているので関節の可動域訓練をしていきます。可動域を拡げる為の訓練は重要だと思うが、ある程度の痛みを伴なう場合もあり過度の訓練は痛みを増悪させる原因となるため、十分注意しながら行うことが大切である。
その為にもまずは、病態や機能障害の程度を明確にしていくことが1番大切である。
当院では美容面だけでなく肩痛、腰痛、膝痛などの痛みにも対応可能です。
お気軽にお尋ね下さいね(^O^)

お肌のターンオーバーってよく聞くけどなに?

肌のたるみのメカニズム